漫画
ここ数週間で買った漫画とか本とか。 山本ルンルン『宇宙の白鳥(スワン)』2巻(ポプラ社)袴田めら『暁色の潜伏魔女』1巻(双葉社)粟岳高弘『鈴木式電磁気的国土拡張機』(コスミック出版)蒼樹うめ『ひだまりスケッチ』1、2巻(芳文社)蕃納葱『教艦ASTR…
七色の声を操り、千の声を聞き分ける少女ニコ。巨大ロボと女を愛し、虐げられてもめげないナイスガイ・ロボ。2人は喧騒の巷に今日も事件の足音を聞きつける。黒田硫黄原作のハードボイルドな漫画を、プロデューサー河野英裕、脚本木皿泉、演出佐藤東弥の『す…
えーと何してたっけなあ。居間の絨毯に掃除機をかけたくらい。外は寒い寒い。 ……そろそろ本気で見捨てられそうなので、とりとめなく書く。 函館に帰ってきてから、結局東京からの移動中に読んだ本以外に一冊も読めていない。2週間もあればミステリの古典を読…
洪水が去って以来丸3日ほど音沙汰の無かった「朝の贈り物(黒沢用語)」がついに訪れる。これで一段落か。しかし年末の病気は堪えるなあ。無為徒食の身とはいえやるべきことはあったのに。家賃も払ってないし、大掃除って何それ。帰省の切符もまだ買ってない…
おがきちか『Landreaall(ランドリオール)』9巻、『エビアンワンダーREACT』2巻(一迅社) ランドリ新刊でちょっとぐっと来たのが、政界の実力者オズモおじさんが平民出身のフィルに向けて言う「国が何でできてると思っとるのかね」「王が何でできてると思…
「クール・ジャパン」特集の一環として、大友克洋の新作漫画「公園」が別冊付録として掲載されているのだが、読んでがっかりした。枠線だけでなく人物や背景もミリペンで描かれている荒れたタッチに往年の美しさを期待しても仕方ないのはともかく、かつて確…
『谷仮面』も『エアマスター』も好きで全部読んでるのに、単行本を買ったのはこれが初めて。いや別にメイド力に導かれたわけではなく。もはや何者でもなくなった敗残の男が「ハチワンダイバー」という主人公の名前を手に入れるまでに1巻を費やすという構成が…
やはり白眉は第40話「よつばとはいたつ」だろう。 http://d.hatena.ne.jp/marron555/20061019#p1 この巻で突入した「夏休みが終わった世界」が「死の存在する世界」だと思うと、よつばが一人で自転車を漕いでいく茫漠と広がる郊外の風景はかなり怖い。よつば…
ゆりゆりゆり ゆりゆりゆりーゆりはいいね いいよねー(もぴゅーん) いやもうすごいや百合星人ヤスコサン(そんな漫画じゃありません!)。 本作での恋愛関係の中心に位置するヤスコサンこと杉本先輩の存在が、この巻ではいよいよ大きくなっており、ふみち…
Kashmir『百合星人ナオコサン』1巻(メディアワークス) 本作と読み比べると『○本の住人』ってちゃんと「ほのぼの萌え4コマ」のフォーマットを意識して描かれていたのだなあということが改めてわかる。西村理香がはてなキーワード化されていないのはなぜだろ…
よしながふみ『大奥』1巻、2巻(白泉社) 漫画喫茶で読んだが結局購入。(→感想) 施川ユウキ『サナギさん』3巻(秋田書店) しばらく見ないうちにキャラクターが増えてる。「ものを考えること」「世界を言葉で切り取り、変容させること」がテーマのこの作品…
2時間無料のポイントがたまり漫画喫茶で読みました(駄目だ)。 1巻を読んだときは「すごくよくできた面白い漫画」とは思ったけれど、それ以上の感想はなかった。男女が逆転した大奥ものという発想が、ディテールの詰め方も含めて「性と政治」というテーマへ…
書店に並ぶ福本伸行『最強伝説黒沢』11巻(最終巻)の帯に「黒沢、死す!?」なる煽り文句が踊っているのを見て「ひょっとしてあの連載時の最終回の後に加筆があって、何らかの後日譚なり、よもやどんでん返しが書き加えられているのでは」と期待して、パック…
雨だったけど昼寝を避けようと無理やり吉祥寺へ。全区間100円のムーバスに乗るのも雨天ならではの楽しみ。回転寿司で105円皿8枚。ヅケにした貝の紐の軍艦巻を初めて食ったが結構美味い。空きっ腹に短時間で詰め込んだせいか店を出ると軽く血が引いた。漫画喫…
飛浩隆『ラギッド・ガール』(早川書房) 途中で止まっている『グラン・ヴァカンス』を先に読まないと。 山本ルンルン『宇宙の白鳥』(ポプラ社) 吉祥寺ブックスルーエでは快調に売れてる模様。この調子で『マシュマロ通信』続刊出ないかな。
地獄のジェンガはまだまだ続く。Previous Systemsと現状のシステムの構成ファイルを見比べて、必要なファイルはライブラリに加え、不要なものは捨て、不安なものは保留。そんな素人にはお勧めできない禁断の積み木遊びを経て、かなりのところまで回復したの…
食後に古本屋に出かけ裁縫の基礎本を探すが見当たらず、代わりに田中圭一『死ぬかと思ったH』(アスペクト)をブックオフにて105円で購入。早いところ尻の穴を塞いでしまいたいのだが。ズボンの。しかし田中圭一の手塚絵でこの内容は本当にひどいな。
六畳一間のアパートに光ファイバーが繋がるかと思えば、漫画雑誌の表紙を飾るのはかの超人ロック。時空連続体が歪んでる。まあ買ったのはロックではなく「それでも町は廻っている」が目当てだったのだけれど。その「それ町」は、なぜだかここ数年続いている…
草津だかどこだかから取り寄せたという温泉水目当てに、秋の夜寒に薄着で遠くの銭湯まで通っていたのが祟ったか、頭痛と鼻水が止まらなくなった。まあ当然の成り行きだが、その後二三日外出を控えよく眠り、ほとんど動かないでいたら治ってしまった。普段と…
珍しく『電撃大王』11月号に紐がかかっていなかったので立ち読みしてみたら、あずまきよひこ『よつばと!』第40話「よつばとはいたつ」が凄まじかったので、普段は買わない雑誌を買ってしまった。いやこれはちょっとびっくりした。 とーちゃんが買ってきたい…
今月はいっそ書かずに置こうとも思ったが、書かないことが何かの心情の表明になっているようなのも鬱陶しいので、ここひと月ほどの買い物メモでも上げておこう(この書き出しがもう鬱陶しい)。CD ・10月2日 吉祥寺ディスクユニオンにて DONALD BIRD/PLACES …
漫画喫茶のポイントがたまり3時間無料に。これだけポイントがたまる生活がすでに情けない。こういう機会に読むべき定番の長編はおおむね制覇してしまったので、「お菓子のまちおか」で買った袋菓子をもりもり食いながら、雑誌やネットを眺めて漫然と過ごす。…
書店で表紙を見て「これなんて自販機雑誌」と。絵は中澤一登なのだがいわくいいがたい徳間感というか生頼範義感というか、要するに泥臭さが漂う。宮部みゆきや京極夏彦作品の漫画化も『コミックバンチ』みたいな場末感を強調しているし。うーん何だかなあ。…
吾妻ひでお『うつうつひでお日記』(角川書店) 川原泉『レナード現象には理由がある』(白泉社) 『ひでお日記』つらつら斜め読み。関係ないけど吾妻さん『ハ○ヒ』観てるかなー。あの夜の閉鎖空間で暴れる神人の図像って、ある意味『エヴァ』より諸星『ぼく…
西村しのぶ『メディックス』(小学館) スピリッツ掲載の未完作が15年の歳月を経てついに単行本化。バブルが終わろうが神戸が震災に見舞われようが、まったくその精神性にブレがないのが作者の凄さ。ホントに変わんないなあ。 おがきちか『Landreaall(ラン…
樋口真嗣監督による映画『日本沈没』リメイク版の公開を記念したコミックアンソロジー。原作者の小松左京公認のもと、参加した作者たちそれぞれの故郷が沈む姿を描く趣向になっている。のはいいがこの顔触れ、これなんて『少年キャプテン』かと。事実、企画…
ハチクロでも観るか。 観た。第1話は前シリーズまでの展開をダイジェスト(再編集と新作画の割合は定かではない)。新しい視聴者のための配慮だろうが、律義に丸々1話分を費やさなくてもよかったのでは。『クロ高』みたいに「詳しいことは原作で」とはいかな…
散歩に行こうと思ったら雨で。飛浩隆『象られた力』(ハヤカワ文庫JA)東村アキコ『きせかえユカちゃん』9巻(集英社)東村アキコ『ひまわりっ 健一レジェンド』1巻(講談社)石黒正数『それでも町は廻っている』1巻(少年画報社)ナヲコ『voiceful』(一迅…
ウェブスター『あしながおじさん』の翻案である表題作が休刊間際の『YOUNG YOU』に掲載されたときは、もしやストーリーテリングのレッスンなのではと想像したが、*1あとがきを読むとそれに近い事情のようだ。実際、本書収録の他の作品を読むと、「ベタな恋愛…
●音盤 アグネス・チャン『アグネスの小さな日記』(74年) 古書店にて250円LP渋谷毅、森山威男『しーそー』(01年) 古書店にて1200円JOSS STONE/THE SOUL SESSIONS('03) 古書店にて1000円BOBBY WOMACK/UNDERSTANDING('72) 古書店にて800円BLIND FAITH/SAME(…