本日の買い物

よしながふみ『大奥』1巻、2巻(白泉社
漫画喫茶で読んだが結局購入。(→感想
施川ユウキサナギさん』3巻(秋田書店
しばらく見ないうちにキャラクターが増えてる。「ものを考えること」「世界を言葉で切り取り、変容させること」がテーマのこの作品では、キャラクターは「思考属性の擬人化」そのものになる。例えばサナギさん:[常識][発見]、フユちゃん:[逸脱][偽悪]、タカシ君:[常識][保守][攻撃]、サダハル君:[逸脱][悲観]というふうに、思考のあり方の数だけキャラクターが増えていくことになる。その中でも [常識]⇔[逸脱]という、突っ込みとボケの組み合わせがやはり中心になるのは、『サナギさん』が漫才に準拠したギャグ漫画である以上当然だろう。……こういうふうに書いても面白さがさっぱり伝わらないが、これが面白いのが漫画の力。