ただいま寄生虫

実質大して違いはないのだが↑27日夕より函館の実家に帰省中。意味もなく1ヶ月の長逗留にしてしまった。5月のイベントは全スルーして心静かに過ごします。
読み切れないだけの本はあるが、散歩がてら五稜郭公園前の図書館に出かける。杉並町で市電を降り、広幅な道の両側に続く瀟洒な家並を抜けると、五稜郭の濠を縁取る緑が見えてくる。開花前の桜の下には気の早い花見客が陣取り、ジンギスカンの匂いを漂わせている。道民のジンギスカン欲恐るべし。図書館で利用カードを作成、クリストファー・プリースト『双生児』(早川書房)を借りようと思ったが未入庫、未読だったジーン・ウルフ『デス博士の島その他の物語』(国書刊行会)借りる。図書館出て公園内を散歩。大きく膨らんだ桜のつぼみはほころばず、藤棚の藤もまだ早い。花といえばタンポポくらいだが、それでも観光客とフライングの花見客で賑やかだ。濠に浮かぶカップルのボートの頭上をカモメたちが旋回する。鳩や鴨よりもカモメが主なのが港町らしい。堤に上がると吹き曝しの風が冷たい。そのまま一周しようかと思ったが、工事により寸断されている。往時の箱館奉行所を復元するのだとか。土産物屋に寄り、珍しさにコアップガラナ購入。ラッキーピエロを覗くも観光客で満席。結局杉並町まで歩き、2両編成のトラム型の市電に乗り帰宅。夕食はすき焼き。10時に就寝。翌朝の起床は6時前。こういう生活がほぼ1ヶ月続く。いずれ帰京すれば昼夜逆転生活に戻ってしまうのが不思議だ。