アニメ

 『ハチミツとクローバー』chapter.15

ああもう山田かわいいよ山田としか。スキスキスーフワフワフー。 それはそれとして。今回も原作2話分をまとめているのだけれど、おかげで「車での移動」という共通する状況が浮かび上がった。大人の移動力として車を所有する野宮に対し、レンタカーを借りな…

 『かみちゅ!』第4回「地球の危機」

ヤス中曽根首相が女子中学生の神様に頼んで、ロンに献上する火星人捕獲の片棒を担がせる話。観てない人には何のことか判らないだろうが、本当にそういう話なのだ。八百万の神が実在するような、ややもすると危険な背景に触りかねない世界に、生臭い国家権力…

 『ハチミツとクローバー』chapter.14

久々感想。つーかここまで原作尊重だとアニメを観ることが原作の再読にほかならなくなり、既読の視聴者にとっては各話の感想を書くのがしんどくなってくるのであった、余程アニメ自体の出来が良くないと。で、今回は2クールめ頭で新展開ということもあってか…

 『おねがいマイメロディ』第16話「キスできたらイイナ!」

柊先輩とのデートの約束を取り付けた歌。その頃クロミとバクは、つれない男を振り向かせたい女の夢に付け込んで魔法をかける。想い人をメールで自在に操れる魔法の携帯によって召還されたのは、ほかならぬ柊先輩なのであった。愛する柊のため魔法を取り消そ…

 『かみちゅ!』第3回「そんなつもりじゃなかったのに」

貧乏神がやってきて不況の嵐が吹き荒れる。商店街のシャッターが次々に閉まっていく描写のリアリティには、バブル崩壊後の実感が反映されているけれど、貧乏とその克服が神通力のおかげで済んでしまうお気楽さは、バブル渦中の80年代半ばが舞台だから許され…

 『おねがいマイメロディ』第15話「もう一度歌えたらイイナ!」

マイメロちゃんに鍛えられたロバ鬼が、音撃管烈風で魔化魍マイクを清める話。中年となった元アイドルに堀内賢雄と小杉十郎太を持ってくる濃ゆいキャスティングが素晴らしい。あのジャニーズというより狩人みたいな歌はどっから持ってきたのか。レコードプレ…

 『かみちゅ!』第1回「青春のいじわる」、第2回「神様お願い」

ある日突然神になってしまった中学生(神中→かみちゅ)一橋ゆりえとその仲間たちの、少しだけ賑やかになった穏やかな日々を、80年代半ばの尾道を舞台に描く。日常の生活舞台と尾道の自然とをともに描き込む背景美術、女子中学生の無造作な所作を緻密に描く作…

 『おねがいマイメロディ』第14話「ライバルに勝てたらイイナ!」

おでんタコ串ことメロディタクトには歌ちゃんの歌声による充電が不可欠、とかそんな重要な設定が1クールも終わって出てきますか。いいけど。カメラ小僧の山本くんが、しっかり魔法にかけられた記憶を残しているのにも驚く。小暮くんもしゃべるぬいぐるみの秘…

 『ハチミツとクローバー』chapter.10

今回の映像的な肝でもあろうCG特効の海のテクスチャが、ジャギる12インチモニタではよく見えないのであった。混ざったり混ざらなかったりするそれぞれの時間を、東京湾岸の辺境地帯でともに過ごす5人。事件が希薄なぶん流れる時間が贅沢だ。回想される場面ご…

 『おねがいマイメロディ』第12話「マイメロちゃんに会えたらイイナ!」

マイメロちゃんへの歪んだ欲望を成就させた瞬間に、大量の黒いオタマジャクシを放出した白山くんはキモメンの鑑。「すごい、こ、こんなに、いっぱい……」(←言ってない) 前回のマイメロ虐待ほどではないが、お父さんキャラ立ってるなあ。家を空けがちのルポ…

 『おねがいマイメロディ』第11話「お料理上手になれたらイイナ!」

夢野家の新しいお隣さんは絵に描いたようなバカップル。鉄人シェフを夢見た料理オンチの奥さんにクロミちゃんが付け込んでえらいことに。奇怪な隣人が次々にやってくるのは基本フォーマットなのか。『かってに改蔵』の天才塾みたいな。サンリオの販促アニメ…

 『ハチミツとクローバー』chapter.8

4話でクリスマスだったと思ったら、もう2年目のクリスマスなのね……時の経つのは早い(違います)。同じ創作者として心を通わせるはぐと森田の前に焦る凡人竹本。勢いナレーションも多くなる、というわけではないが、絵で説明できているところはナレーション…

 『ハチミツとクローバー』chapter.8

前回との注力差の激しいこと。TVシリーズの製作バランスとしてこれは正しいのだろうが、枚数を惜しまない7話が一人原画で、出来るだけ止める演出の今回が十数人原画って。製作体制の理想は少数精鋭なのか。 「カボミント」「ツイスターゲームで複雑骨折」「…

 『ハチミツとクローバー』chapter.7

先週分をビデオ鑑賞。『R.O.D-THE TV-』序盤で優れた日常描写を見せた舛成孝二演出の力もさることながら、1話分の原画を一人で描いた竹内哲也の仕事が突出していた。キャラクター芝居での、歩きながら左右に揺れる体重移動の描写、動作に連れての服の皺やシ…

 『交響詩篇エウレカセブン』第7話「アブソリュート・ディフィート」

「ネタにマジレス、カコワルイ」のではなく、ネタであるという意識すらなくマジレスするピュアな奴が最強。それが作り手の思想なら堂々と主張すればいいのに。茶番を演じさせられる中学生をモニタ越しに眺めて笑う連中よろしく、メタな位置から降りてくるこ…

 『交響詩篇エウレカセブン』第6話「チャイルドフッド」

エウレカという母親/女をめぐる、レントンと子供たちとの戦いと和解。そのエピソードを描くために無駄な戦闘が生じ、子供が危険に晒され敵兵が死んでいるという展開は、バランスが悪いというか納得できないなあ。結局私兵集団としてのゲッコーステイトの、…

 『ハチミツとクローバー』chapter.7

後々作品のシンボルイメージとなる観覧車が登場。循環し続ける人間関係の象徴のようだが、掲載誌の休刊という事態を前にしてか「終わり」を暗示させる要素がこのあたりでは色濃い。この後物語が延々と語り続けられようとは作者も思っていなかったのだろう(…

 『ハチミツとクローバー』は見逃しましたorz

映画の後カラオケを軽くしばいてから山下さんを伴い帰宅。ハチクロはちょうどエンディング。竹本帰郷と温泉話でニコイチなのだな。展開早いー。予告、真山の背で泣く山田かわいいよ山田。

 あー

響鬼が面白すぎてエウレカとマイメロの印象が飛んじゃったよ。ので簡単に。 エウレカ。煤けた日常から逃避した先の非日常もやっぱり煤けていたという。臓器売買というのは主人公側に陰影を加える一工夫以外に何か意味があるのだろうか。3チビをめぐる2発言「…

 『ハチミツとクローバー』chaptar.4

捨て回とは言わないがちょっと凡庸な演出。原作との緊張感が薄れて悪い意味での「アニメ」に流れていた。原作のギャグのセンスをそのままベタにやられるとどうにも痛さ倍増。声優の演技といい音楽の安さといい(主題歌や挿入歌でギリギリなのか)音響のクオ…

 『おねがいマイメロディ』第5話「優勝できたらイイナ!」

サッカー部の対戦相手が次々と不慮の事態に見舞われ不戦勝を重ねていく展開は、通常のアニメならクロミちゃんの仕業だと即断できるところだが。本作の場合「単なる偶然の連鎖」という不条理もありではないかと思われて居心地悪いことこの上ない。マネージャ…

 『交響詩篇エウレカセブン』第3話「モーション・ブルー」

3話まで観てリアルロボットものの肝「人型兵器である理由」さらに車両型に変型しなければいけない理由が、画面からまったく伝わって来ない。「トラパー」が「ミノフスキー粒子」のごとく遠隔攻撃を不能にするというわけでもないようだし、実際いまのところ戦…

 『ハチミツとクローバー』chapter.3

原作との比較のために久しぶりに単行本1巻を読み返したら、その絵の豪快なラフさ加減にちょっと驚いた。岡崎京子の引力圏というか、『CUTiEcomic』という当初の連載誌の性格もあるのだろう。演出のセンスは今回も良いけれど、ギャグ演出の無理に弾けてる感は…

 『おねがいマイメロディ』第4話「おうちがキレイになったらイイナ!」

父親の言い付けで、休日だというのに部屋の掃除に勤しむ夢野3姉妹。父親が家を空けがちの「紀行ライター」というのは、少女ものの世界観から父性を薄めるのに都合が良い設定なのね。マイメロちゃんと関わったばかりに純粋な心を傷つけられ、やさぐれ街道まっ…

 『交響詩篇エウレカセブン』第2話「ブルースカイ・フィッシュ」

LFO同士の激しい戦闘の渦中に飛び込んでいくレントンは、リフライダーとしての非凡な資質を見せる。謎の少女・エウレカが操る「ニルヴァーシュ」のもとへ命がけで届けたデバイス「アミタドライヴ」は、巨大なエネルギーを発動させる。レントンは憧れのリフラ…

 イヤイヤイヤ〜ン☆

ライヴ〜飲み〜カラオケから帰宅後、SHOP99で買ったカップ麺を啜りつつピーター・バラカンのラジオのカエターノ・ヴェローゾ特集(カエターノ良いね!)聴き、『ふしぎ星の☆ふたご姫』鑑賞し終えた10:30に布団に入り昏倒、意識を取り戻すと18:30。きっちり8…

 『ハチミツとクローバー』chapter.2

原作初期のテンションの高さとアニメ版の目指すリアリティの水準が、多少コンフリクトを起こしていたような印象を第1話からは受けたけれど、この第2話の出来は抜群です。いやー期待してて良かった。淡い色調の美術と色指定、リアルなレイアウト、原作の重な…

 こんなのも観ました

『ゾイドジェネシス』第2話「バイオゾイド」 初見。これも『エウレカセブン』同様のポストカタストロフ冒険ものだがより王道寄り。うーむ手堅い。手堅いが毎週観たいとも思えず。 『おねがいマイメロディ』第3話「友達がたくさんできたらイイナ!」 カメラ小…

 『交響詩篇エウレカセブン』第1話「ブルーマンデー」

サマー・オブ・ラブと呼ばれる大異変を経た世界。イギリスの工業都市みたいなくすんだ街で、閉塞感を抱えながら過ごす少年・レントン。そんな彼の退屈な日々は、巨大ロボット「LFO」を操る少女・エウレカとの出会いによって一変する。 『未来少年コナン』と…

 『ハチミツとクローバー』chapter1

画面から原作への敬意と愛情は充分に伝わってくるだけに、文句を付けたら罰が当たりそうなものだが、どうしても違和感が拭えない。初期ハチクロの「女子が想像する男子グルーヴの楽しさ」は連載初期のラフで雑然とした画面にこそ似つかわしいもので、現在の…