ドラマの盛り上がりはコンプレックスとか心の空虚とかに駆動されやすいので、どうしても思い入れが悪役であるクロミ・柊・バクの側に移ってしまう。その意味で主人公の歌がクロミに対して「あんたさえ来なければ柊先輩は……！」と珍しくストレートに憎しみを…

酒を飲んだ翌日は早起きするもので、エウレカからマイメロまでリアルタイム鑑賞。エウレカがシモンちゃんになっていた。触角はないのか。ゾイド。年長者が少年に道を示して舞台を去る王道のドラマ。ルージとザイリンの和解と共闘、ラ・カンの最後の姿に朝か…

せっかく早起きしたのでプリキュア新シリーズの初回など観る。キャラクターも世界観も（メインスタッフも）リセットされながら「プリキュア」というブランドは維持されるというスタイルが東映的か。前回で成功した図式を忠実に踏襲しているので外しはしない…

ある日墜落してきた宇宙船と衝突した少年が、女の子に生まれ変わって2人の女の子を相手にパヤパヤするという、書いてるだけで頭悪くなりそうな話だが、意外にもちょっと好感を持った。 そもそも昨今のおたく事情なら普通に百合ものでいいものを、なぜこんな…

大根の花咲く地・練馬を舞台にブルース・ブラザーズ風のミュージカルをアニメでやるという、意欲作にして今期最大の期待作、だったんだけど。 とにかく近藤高光のキュートなキャラクターが、音に合わせた贅沢な作画で歌い踊る画面は見応えがある。主役松崎し…

「ハルノスケの動くアホ御殿」でお馴染みの巨匠宮脇直黒川監督がアホ御殿ごと歌ちゃんちの隣にお引っ越し、クロミ様主役の映画で金豚賞を目指す。 一夜にして築城されたアホ御殿は例のあの人が設計したに違いない。クロミ様のドレスの股間から顔を出すナスビ…

鼻をかみすぎて左耳が痛い。潮騒のようなホワイトノイズのような耳鳴りの底でモールス信号が聞こえる。何故モールス信号。SOS? 特に書き記していないが相変わらず石神井公園への朝の散歩は続いている。健康的というのではなく、生活のなかに移動距離を確保し…

ひったくられたカエルの小次郎を奪還せんと真菜が女ターザンとなってジャングルを駆ける話。これでも充分わけわからんが、先週のキチガイぶりに比べるとずいぶんまともに見える。ターザンコスの真菜、動物化して本能のままに歌を襲う小暮、真菜とカエル王子…

55年に一度目覚めるバクの力によって、柊様の抑圧された夢のカオスが解放されて現実を侵食、地球は破滅の淵に。歌ちゃんの歌声は地球を救えるか。『ビューティフル・ドリーマー』に始まり『愛・おぼえていますか』で終わる。これは84年オマージュですか。ま…

更新とか諸々の気力が萎え切った今、マイメロだけが生きる支えです（やや本気）。 第33話「みんな来てくれたらイイナ！｣ 歌ちゃんの誕生日の妨害工作で連続する事件を、巻き込まれる各キャラを立てつつテンポよく捌いていく演出と脚本が上手い（いつも言って…

前半寝坊してミィ様の活躍を観逃した私は丸焼き。新登場の萌えるお姉さんが、ルージくんと恩讐の彼方にあっさり和解、新たな仲間に。周りの人間を変えていく主人公の力が頼もしくまた好ましい。放映中作品では随一の脚本アニメか。

一向に当たらない占い少女の占部さんが、クロミ様に無理矢理夢の扉をこじ開けられ（わぁやらしい）クラスメートをラッキーアイテムそのものと化すというわけのわからない展開、というのも今更だがいわゆる超脚本ではなく、それなりに理路があるのが立派。ク…

以前に某所で、福本伸行キャラの頭部がポリゴンで回転するアニメを見て爆笑したんだけど、実際にあの形状がアニメとして動いているのはいかなるマジックか。つーか頭を極力動画で回転させない演出上のテクニックですね（笑）。淡々と麻雀用語を読み上げる古…

今回は山田隆司脚本回としては今一つだったかなあ。先週からのトイレ掃除の引きからクロミ様の弱点発見、次いでマイメロの弱点も、という流れの簡潔さは見事。マイメロの弱点を直球で尋ねる柊も柊なら、あっさりと答える歌も歌。Aパートでやること終わっちゃ…

前回のキチガイぶりには及ばないまでも、充分にすっげえ話ではあった。何といっても魔法を意志の力で跳ね返す柊様の超人っぷりが凄い。これって魔法アニメの根本否定では。跳ね返された魔法を浴びて歌・美紀・真菜・奏が幼女化。そのスジの人にはたまらない…

奇しき縁に導かれ渋谷パセラにてカラオケに参加。メンバー5名のうち初対面の方が2名。だからというわけではないが最近では珍しく酒量が嵩み、皆がライダーズとかフリッパーズとかカーネーションとか歌ってる場で、しっかりかましてしまいました「オトメロデ…

今回録画しなかった私は負け組orz。マイメロの傑作量産ぶりは異常！ クラスのマドンナを自認する（スケール小さいけど中学生の世界観としてはリアル）性格の悪い美少女が、意に沿わない小暮やクラスの男子に腹を立てたところをクロミ様とナスビにつけこまれ…

新展開でタイトルが微妙に変更（嘘）。北斗神拳の前に一敗地に塗れたマイメロちゃんが山に籠って鍛え直す話。だいたい合ってます。いや何が起こってもどうせマイメロだし。グリーンの芝目で人間界の乱れを読む王妃様は岡村さんと対戦させたいと思った。そん…

録画を止め起きられた時だけ流し見するモードに切り替えた新響鬼だが、今日はエウレカからずっとリアルタイムで観てた。エウレカ、ずいぶん人物描写がまともになった気がするのは、ゲッコーステイト側の描写がないからだなきっと。マジレン、お兄ちゃんの応…

久しぶりに『ふたご姫』を観たら何やら新展開で、暗黒面に堕ちたヘタレ王子がカリオストロの城でたわしを追い回してた（こう書くと何が何のことやら）。ここ数日午前1時前に寝てしまうので、この秋の新番組はまったく観てません。まあ特に観たい番組もないの…

竹本の「サイクル野郎」編完結（途中で童貞を失ったわけではない*1）そして帰還をもってアニメ版も終了。初回冒頭の竹本のモノローグや、回転する自転車の車輪と観覧車のシンボルイメージから明らかなように、最初からゴールを定めて平仄を合わせた竹本視点…

バレンタインデー、意を決し健児にチョコを渡して告白しようとするゆりえだが、そのチョコを家に忘れてきてしまう。ゆりえの恋を成就させようと、光恵・祀をはじめ女子全員がサポート。神様で中学生の恋の行方やいかに。 おお、ちゃんと「テレビアニメの最終…

『響鬼』のダメ特訓にうんざりしてたら、こっちも格闘少年がコロコロライクなライバル打倒目指して特訓する話。もっともこっちのほうが「己と戦う」特訓の内容としてはるかにまっとうな描写ではあった。実際ここ数回の飛ばしっぷりに比べるとずいぶんまとも…

ゆりえ様が戦艦大和の魂を瀬戸内の海に呼び戻す話。うーん、瀬戸内で8月でノスタルジーで神様だとこういう話が出来てしまうのか。むろん何らの思想的背景があるわけもなく、大和のディテールへの執着は女子中学生のリアルな体型へのこだわりと同次元なのだろ…

今回ほど「でかい画面で観てぇー！」と思ったことはない。ギギギ。この夏繰り広げられた幾多の水着アニメ祭りのなかでも屈指の破壊力ではあるまいか。思春期特有の小デブな下半身の肉付きのリアリティは、スタッフの脳内女子中学生シミュレートの精度の高さ…

クロミ様の理不尽な虐待に耐えかねて家出したバクは、たまたま出会ったマイメロの優しさにほだされ夢野家へ。柊の言い付けでバクを連れ帰ろうとするクロミは、バクを懐柔するためにマイメロそっくりになる魔法を自分にかけるのだが。 レギュラー声優が普段と…

ゆりえ様と後輩の女の子との、健児をめぐる三角関係が勃発。恋愛絡みのエピソードで、進んでる同級生たちや光恵・祀はもとより、身長では差がない1年生のきよみ（広橋涼好演）に比べてすら格段に幼いゆりえ様が大層可愛らしい。ありがちな決めを作らない表情…

第10話「ヒーローになれたらイイナ！」を見逃していたので、特撮ヒーローオタの菊池くんはてっきり普通にキモメンかと思ってたのに！ぬぬん。これってオタの一途さが美女の情をほだすという「××男（メメおとこ）」ドリームか。悪質な冗談は止めて下さい。ア…

倉田 女子中学生の可愛い仕草というものを、最高のクオリティで残しておけないだろうかというね。 落越 「今、この瞬間」を。 倉田 「今」でもないけどね。妄想の中の人間だから。 舛成 それを若手の巧いアニメーターを使って、やらせてみる。 倉田 それでお…

急な仕事の締め切りと、娘との約束との板挟みに苦しむお父さん。そんな「時間が欲しい」お父さんにクロミ様が魔法をかけて、お父さんの時間だけが加速したから大変なことに。 お父さん以外のすべてが緩慢に動く世界で、お父さんのこぼしたコーヒーが高速度撮…