『おねがいマイメロディ』 第18話「時間がいっぱいあったらイイナ!」

急な仕事の締め切りと、娘との約束との板挟みに苦しむお父さん。そんな「時間が欲しい」お父さんにクロミ様が魔法をかけて、お父さんの時間だけが加速したから大変なことに。
お父さん以外のすべてが緩慢に動く世界で、お父さんのこぼしたコーヒーが高速度撮影のように宙に漂う描写を見て、久々に「SFマインド」という言葉を思い出した。もうそこらのロボットアニメやファンタジーの比ではないですよ。そういや『サイボーグ009』でも、島村ジョーの加速装置が暴走して一人だけ時間の流れの違う世界に取り残される話があった。SF描写のリアリティといい、小学生女児のへそカットから入る冒頭部といいなかなかの神演出。とうとう家族揃って夢野家に居座ったマイメロファミリーの底知れなさも凄まじい。なにあの魅惑のクレーンゲーム遊び。結局お父さんにもマイメロたちの存在がなし崩しに認知され。家族愛という主題と、持ち前の超脚本超演出がはじめてマッチした気もします。それにしても美しい娘たちに愛されるお父さんは羨まし過ぎる。次回、クロミ様の黒ビキニが!(いつもは全裸なのに!)