『かみちゅ!』第7回「太陽の恋人たち」

今回ほど「でかい画面で観てぇー!」と思ったことはない。ギギギ。この夏繰り広げられた幾多の水着アニメ祭りのなかでも屈指の破壊力ではあるまいか。思春期特有の小デブな下半身の肉付きのリアリティは、スタッフの脳内女子中学生シミュレートの精度の高さを物語る。80年代アイドル体型というのも納得だが、80年代ということでいえば『超時空要塞マクロス』で山賀博之が演出した「ミス・マクロス」を思わせる尻へのこだわりに唸らされた。とここまで、いい歳のおやじが何を書いておるのかと。きんもーっ☆<流行に乗ってみた
後半、寂れた海の家の備品に宿る神たちが(付喪神?)ゆりえの力を借りて、往時の海水浴場の賑わいを束の間蘇らせるという展開。甘いノスタルジー志向を照れずに提出できるのも作り手の自信の表れだろう。ふと『魔法遣いに大切なこと』って本当はこういう作りにしたかったのかと思った。『かみちゅ!』と比較するに、リアリティの水準の見切りが大切ということで。