『かみちゅ!』第8回「時の河を超えて」

ゆりえ様が戦艦大和の魂を瀬戸内の海に呼び戻す話。うーん、瀬戸内で8月でノスタルジーで神様だとこういう話が出来てしまうのか。むろん何らの思想的背景があるわけもなく、大和のディテールへの執着は女子中学生のリアルな体型へのこだわりと同次元なのだろう。歴史性を切り離した巨大な船への憧れは、作品そのもののフェティッシュな志向に見合っている気はする。大和の乗組員だった大工の源さんの挿話も、いわば大和さんの萌え要素なのだろう。とはいえ「何もこんな話にしなくてもなあ」というモヤモヤは4話同様に禁じ得ないのであった。