『おねがいマイメロディ』第16話「キスできたらイイナ!」

柊先輩とのデートの約束を取り付けた歌。その頃クロミとバクは、つれない男を振り向かせたい女の夢に付け込んで魔法をかける。想い人をメールで自在に操れる魔法の携帯によって召還されたのは、ほかならぬ柊先輩なのであった。愛する柊のため魔法を取り消そうと必死のクロミは、屈辱に耐えマイメロに頭を下げるハメに。
冒頭、メールを打つ歌と顔文字が交互に表れるカットの繋ぎに始まり、冴えまくる演出はさすがの監督コンテ。日曜朝の女児向け番組で訳ありな男女関係を描く山田隆司脚本が素晴らしいというか自重しろというか。モテ男の柊に敵愾心を燃やすバク、柊への愛とマイメロへの憎悪に悶えるクロミ様のツンデレ、決して空気を読まず人の話も聞かないマイメロちゃんの天然クラッシャーぶり、などなど2クール目に入ってすっかり固まった人物(?)描写も絶好調。面白すぎ。