今回の映像的な肝でもあろうCG特効の海のテクスチャが、ジャギる12インチモニタではよく見えないのであった。混ざったり混ざらなかったりするそれぞれの時間を、東京湾岸の辺境地帯でともに過ごす5人。事件が希薄なぶん流れる時間が贅沢だ。回想される場面ごとに(作画の)ばらつきがそれほど感じられないのは、テレビシリーズのアベレージとして立派。葛西臨海公園って行ったことないけど、あんな茫漠たる場所なのか。草原に佇む巨大な観覧車や、刻々と空の色を映す海というナイスなロケーションを得て、竹本のポエムもそれほど浮いてなかった、と思う。山田かわいいよ山田。