年越し

ユニットバスと台所だけ掃除し、冷蔵庫の中身をできるだけ冷凍して帰省の途へ。列車で6時間の旅をライトノベルのシリーズでも読んで過ごすつもりが、東京駅の書店がおたく要素皆無で、ラノベばかりか漫画もほとんどない。その分官能小説や実用新書が充実していて、完全に出張族のおやじ仕様になっている。いやあ知らなかった。それでもグレッグ・イーガン『ひとりっ子』(ハヤカワ文庫)を発見し購入。中華の駅弁を購入し(美味かった)新幹線へ。他に空席がなくグリーン車に乗ったのだがさすがに快適。車窓からの景色を眺めるうちに眠くなり、結局本はほとんど開かずに弘前までの3時間が過ぎる。弘前からさらに3時間をかけて函館に到着。駅が改装されずいぶんと風情が変わっている。相応に空気は冷たいものの雪はほとんどなく、普通の靴でも苦もなく歩ける。子供の頃はずいぶん雪が積もっていたのだけれど。市電も新しい車両に変わっていた。
帰宅すると両親は元気そうで安心。故郷で年末年始を迎えるのも何年ぶりか。販売店からネット開通は10日過ぎだと聞いていたのだが、実際にはもうモデムが届いており苦もなく無線LAN開通。持参のWinノートとPowerBookが快適な速度で繋がった。後で無線LANのセキュリティを設定したらPowerBookのほうが繋がらなくなったが、有線では使えるのでまあいいか。年越し蕎麦を啜り、新年の訪れを告げる船の警笛を遠くに聞きながら就寝。