続・しつこく新番組をダラ観する

美少女戦麗部パンシャーヌ。往年の不思議特撮コメディが東映ーフジテレビからテレビ東京都落ちして復活。『響鬼』が挫折して以来「愛情を注ぐ前提としてジャンクであることが求められるジャンル」としての日本特撮から心が離れてしまったのだけれど、こういうものを観てしまうと「ジャンクからしか生まれえない輝き」というものの存在を認めざるを得ない。ってそんな大層な話なわけあるかー。浦沢脚本はやはり低予算と引き換えにしか真価を発揮しないのだな。コスパで戦闘服をオーダーメイド。音泉か! 深夜でなく親子で鑑賞できる夕方枠にこれを持ってきた恥知らず勇気に免じてできるだけ観たい。そういや絶好のタイミングでニコニコ動画が観られるようになりましたよフフフ。
ながされて藍蘭島瀬戸の花嫁キスダムと海で遭難から話が始まるのはなんかの新ジャンルですか。その遭難のシーンがいきなり作画ヤバイ。第一話から島編か。藍蘭島だけに!(うまいこと言った) 女だけの島に男は主人公だけというシチュエーションにもかかわらず、肝心な場面では鼻血ブーで性交に至らずという所与の不能性は正しく少年漫画というか80年代の月刊少年誌だよな。正直嫌いじゃないぜこういうの(フッ)。とりあえずホアーーッ!!
機神大戦ギガンティック・フォーミュラ。世界戦争をロボバトルで代理、パイロットに選ばれた少年はその実態を知らずゲームとのみ認識、てのはGガンダム+エンダーのゲームみたいな話なのか。と思いきやいきなり市街戦で人死んでるし、これが「史上最も賢明な世界大戦」なのかと言われるとなんとも。もっと石破ラブラブ天驚拳とかやってくれ。各国のメカの多様性を出すために複数のデザインラインを用意するというのは王立宇宙軍みたいな。あの初号機は山下いくとデザインですか(初号機言うな)。それにしてもキャラ作画+画面構成が『かみちゅ!』な影なし作画アニメでメカがCG、でエンディングは影バリバリの濃ゆさ。一体何がしたいんだ後藤圭二。いやこの違和感を「日常を侵す戦争」の表現に繋げようとしているのだろうけど、でもなあ。いろいろ間違った感じに引っかけられて次回も視聴。