前日の日記の続き

午前中に延々と新番アニメ観た後、午後から吉祥寺で宮崎貴士さんと会合し茶飲み話。我々世代の生きにくさやら今時の若い衆の純朴さやら文化系女子やら宮崎駿の恐ろしさやら魔改造やらを2時間くらい。宮崎さんの新バンドが楽しみです。あっ、バンド名は「魔改造」でどうですか。海洋堂とコラボで!
その後秋葉原へライヴ観に移動。オタ店舗を冷やかそうにも漠然と広過ぎて目標が定まらず。吉祥寺か中野くらいの規模が自分にはちょうどいい。とらのあなの棚をつらつらと眺めるも特に収穫なし。マリみて新刊がほとんど「塊」というレベルで面陳列されている眺めに、これは書籍文化とは違うものだなあという感慨が湧く(作品内容ではなく消費の様態が)。
しばし時間を潰してからdress TOKYOへ。観たのはこれ(手抜き)。
http://d.hatena.ne.jp/Poseidon/20070331/p1
たまには特に思い入れのない、予備知識もないアーティストのライヴに飛び込んでみようと、ちょっとした冒険のつもりだったのだが。
最初に出たPolygon Headは面子がプログレ者ではあるものの、プログレというよりはトリッキーなリフや決めが特徴的な、プログレ寄りの「ねじれポップ」(昔そういう言い方があったのよ)という感じ。なんか80年代半ば〜90年代前半という感じで懐かしかった。友達が大学時代にこんなバンドやってたなー、とか。そんな流れの中で唐突にザッパの「ブラック・ページ」をやってしまうのが可笑しかった、のだがそこで「ザッパキターーー!」的な反応はなく。どうも彼らのファンが今回少ないようで、スタンディングのフロアに座って観てる有様。サエキけんぞう氏に説教されるぞ。
次が101Aで、重く単調な爆音変拍子リフが持続する上に、耽美的もしくは情念的な女性ヴォーカルが乗るという、サイケというよりはゴスとかドゥームとかいうのに近いのか(よく知らん)。あまり聴く機会のないタイプの音楽だった。
HANS KELLERはサンフランシスコのサイケインストバンド。といっても往年のブルージーなジャムみたいなものではなく、今時なのでジャーマン入った延々と続く単調なリフに、轟音のエコープレックスやリングモジュレーター(?)をかましたエレピやオルガンが絡む。悪くなかったけど盛り上がる馴染み客の中で冷めてしまい、心地良い音圧の刺激の中で眠気を誘われ、ひたすら早く帰って寝たいと思いつつ演奏が終わるのを待った。
というわけでメインアクトの「絶対無」は観ずに退場。やっぱり適当に行くもんじゃないね。
しかしdress TOKYOには近日また足を運ぶ予定なのであった。たぶん。
http://d.hatena.ne.jp/Poseidon/20070401/p1