函館観光案内

両親と函館市中央図書館へ。開館して1年強の真新しい施設は、斜陽地方都市のどこにこんな金が、と思わせる超豪華版。蔵書は普通だと思うけど、AVブース(お馴染みナカミチのCD試聴機が!)、10数基のネット端末、カウンター席にノートPC用の電源とLANのソケットを装備、などなど素晴らしい充実ぶり。啄木資料や地元史の研究書なども集められている。週末だからか多くの利用者で賑わっており、ランチタイムの喫茶コーナーでは食べ物が売り切れてしまっていた。読むものが実家に山ほどあるので本は借りず。
図書館を出て近くの六花亭へ。道内各地に店舗を持つ菓子の名店だが(有名なのはマルセイバターサンドか)、2004年に開店したこの五稜郭店の設計もなかなかのもので、買った菓子を喫茶コーナーに持ち込んで無料の番茶でいただくと、たいしてあずましい(とても寛げるの意)。函館に旅するなら、五稜郭公園を訪れるついでに中央図書館と六花亭に寄るのがお勧め。特に5月の桜の時期は見事な景観を楽しめるだろう。
帰りにデパートの地下で当別カジカなど買い帰宅。夕食は母の手になるその当別カジカのあら汁。魚からの出汁、骨にこびりついた肉やゼラチン質の皮など大変に美味い。ようやく観光気分を味わった。帰省だが離れて20年も過ぎれば観光と変わらない。午後に降り出した雨が夜には嵐となり、玄関の正月飾りが吹き飛ばされそうな勢い。雪になればスキーにも行けるのだけれど。