海岸散歩

正月も三が日を過ぎてようやく外出。といっても近所を散歩するだけ。温泉街を抜けて海を見に砂浜に降りる。釣り人が一人、犬の散歩をする人が数人。だいぶ姿も変わっているのか、子供の頃に遊んだ場所が思い出せない。牛が臥せた姿に見立てて臥牛山と呼ばれる函館山の影を、傾きかけた午後の陽が浮かび上がらせる。海岸沿いの道路を神社に向かう。海風に晒された建物の老朽化が激しい。パチンコ屋とラーメン屋ばかりが目立つ。大きなショッピングセンターに入り用を足すと、ファーストフード店が正月疲れの家族連れで賑わっており(ドムドム!)、失礼ながらまだこれだけ人がいたかと驚く。神社で初詣を済ませ、ブックオフへ寄りクラシックのCDを数枚購入、スーパーで買い物をして帰宅。小一時間の道程で汗をかく。ロナルド・A・ノックス『陸橋殺人事件』(創元推理文庫)読み始める。