打ち上げ乙カレー

山下スキル氏のお宅にて、3月の「にほんごのろっくとふぉーく」イベントの打ち上げが、桜散り梅雨も過ぎ猛暑の今頃になって開催。どんな執念だ。これまでパーティーでは鍋奉行だのカレー番長だのと言われてテンテコ舞ってきた私を見兼ね、今回は一人一品持ち寄りのワンディッシュパーティー。ということになっていたのだが、その一皿としてカレーを作ったので(他にないのか)なし崩しにカレーパーティーに。ははは。しかし一皿とはいえ×20人前。土鍋2杯分作ったものの足りるか不安だったので、カレーが出る前にたらふく飲み食いして腹を膨らませてもらう作戦。などというまでもなく皆さんすでに食いまくり、このうえカレーが入るのかと不安になったものの、カレーは別腹らしく山下家の巨大な鍋が空になった。よかったよかった。前日に20人分のカレーを作るという非日常的なミッションを淡々と消化していたので(ジップロックに入れ凍らせて輸送)当日は結構楽だったのでした。
腹も満ちた後はイベント主催者の川村恭子さん持参のレアなビデオで盛り上がり。80年代ニューウェーヴ期のムーンライダーズ、フィルムス、SPY、イミテーション、ビジネスと強烈な顔ぶれ。SPY時の佐藤奈々子のメイクに皆ひっくり返る。当時はそういうものだと納得したのだが。締めは『ソウル・トレイン』出演時のYMO。あからさまな吹き替えも全然問題にならない格好良さ。「タイトゥン・アップ」に黒人がノリノリで踊りブレイクで歓声を上げる光景は感動的だ。
けいさん(id:vacatonos)が持ってきた今年のクロスオーバージャパンの映像も味わい深く。板倉文抜き青山純入りのキリングタイムがけいさん的にはメインなのだが、むしろ動くシャカタクとかTスクエア+マリーンとかの微妙な有難みに頬が緩む。がしかし!真打ちは野呂一生と共演した高中正義のサーフ・ギター!(音楽の形容としてのサーフ・ギターではない。*1ニューロック期からずっと失われていなかった高中の、アルフィー高見沢もかくやのカブキっぷりに爆笑。フュージョンというよりコンフュージョンは我が墓碑名にしたくなる素晴らしさ。墓石はもちろんサーフボード型で。
大勢の来客を前に奮闘するも終いにズブロッカで轟沈した山下さん、参加者の皆さんお疲れ様でした。楽しかったです。