石神井の桜

久しぶりに早朝の石神井公園へ。いつものパン屋で焼きたてのクリームパンとつぶアンパンを買い、缶の紅茶で流し込みながら散策。さすがに鴨たちはほとんどがシベリアへ帰ってしまい、数羽のハシビロガモカルガモカイツブリが残るのみ。そこかしこでウグイスの声が聞こえる。コブシが白い花弁を散らすのと入れ代わりに、桜が池水に影を落としている。ツツジ、雪柳、レンギョウも花盛り。ミツガシワやクサノオウが黄色い花を開いている水辺観察園の木橋の影に、鮮やかな紫のカキツバタが一輪咲いていた。三宝寺池の木々の根元を縁取るタチツボスミレの淡い青紫が美しい。水鳥が去ったのは寂しいけれど、これからは草花が公園の楽しみになるだろう。紫陽花の季節も遠くない。