『マシュマロ通信』第51話「おやすみクラウド」

最近居眠りばかりしているクラウド。サンディがこき使うからという周りの声にサンディは耳を貸さない。ところが、クラウドが朝になっても目覚めなくなってしまった。本来の動かないぬいぐるみに戻ってしまったのか。サンディと新聞部はクラウドの生まれた工場へと向かう。
公式サイトのネタバレ予告を見なかった私は勝ち組（笑）。可愛いもの好きだが素直じゃないサンディと、生きたぬいぐるみクラウドの絆という原点に帰った実質上の最終回。不思議を生み出す工場の描写にロアルド・ダール「チョコレート工場の秘密」を思い出したり。細かい伏線や「執事／羊」の駄洒落のミスリーディング、人物入れ替えのトリックと、ミステリ仕立ての脚本は堂々たるもの。いつもながら新聞部の面々のクールな反応が（特にバジル）スパイスになって泣かせのあざとさを消しているのも上手い。上々の作画といい「良い最終回だった」としか。いやまだもう1話あるんですが。