新宿ジュンク堂

昨日ライヴに行く前の僅かな時間で、新宿三越内に出店したジュンク堂に寄ってみた。池袋のジュンク堂に行ったことがないので、初めて触れる同店のスタイル、背の高い木製書架が整然と並ぶ図書館のようなレイアウトに驚いた。学園祭的な創造性を発揮した手書きポップが並ぶ「町の小規模店」とは対照的に、一切の主観を排して「本のストック」に徹しました、と言わんばかりのそっけなさは「無印良品」的なクォリティライフ志向にも似ていささか不気味ではある*1。そのぶん一覧性と検索性は良いのだろうとは思ったがつぶさに見て回る時間がない。漫画売り場に直行して山名沢湖白のふわふわ』『スミレステッチ』(ともにエンターブレイン)、桑田乃梨子豪放ライラック』第2巻(ワニブックス)購入し店を出た。何かと話題を呼んだ新宿山下書店が撤退し、ジュンク堂がオープンするというのも皮肉な成り行きか。
ところで新宿三越に初めて入ったのだけれど、ここは3フロアをロフトが、2フロアをジュンク堂が占め、ほぼ専門店のテナントビルと化しているのだな。暇を潰すにはいいかも。

*1:無印がそうであるように「主観を排した」ように見せるための周到なデザインが施されている。