『マシュマロ通信』第33話「ときめきバジル」

街で出会った青い髪の美少年に一目惚れしたバジル。ところが腹黒パンダのパンジーが恋のライバルに。珍獣対決かと思いきや(ひでぇ)少年がサンディに微笑みかけたことで、サンディも巻き込んだ四角関係は思わぬ方向へと……。
恋に目覚めて自分を磨くべく努力するバジルさんは美しいと思いました(偽善者)。パンジークラウドとちゃっかり仲良くなってるし。だが真の主役は誰あろうクローブであったのだ。宇宙ナースアニーのフィギュアに関する蘊蓄を披露し女子に引かれるクローブ。もしや美少年ではと眼鏡を外され辱しめを受けるクローブ。オタクならではの推理力で謎の少年の行動を予測するクローブ。もうクローブ萌えの文系女子にはたまらない(いるよね?ていうかいてくれ我々のために)。そして少年の正体はスペースボーイの中の人だったというオチ。宇宙服を脱いだのはサンディにプレゼントするフィギュアをゲットするため。青い髪は宇宙人の伏線か! コスプレマニアと知って幻滅し去って行くバジルとパンジー、シナモンにジャスミン。「マニアはそんなに駄目なのか!」と絶望するクローブには共感の涙を禁じ得ない。だがしかし! ラストで宇宙ナースのフィギュアをうっとりと見つめ「マニアもそんなに悪くないかも」と呟くサンディの神々しさ! あああ〜。もうテレビの前の大きいお友達を奈落から極楽へ引きずり回すイケズな展開に大変満足しました。