洗濯物が月に照らされている

ドトールで本を読んでいると、しばらくして照明が心持ち暗くなるのは、長っ尻の客に対する「早く帰れ」というサインなのだろう。おそらく読書開始後数十分に達したら照明を一段階落とす、というマニュアルがある。しかも店側は「客にはそれと気付かせず無意識に席を立つように仕向ける、心理学的な管理方法」と悦に入っていやがるに違いないのだ。くそう。<被害妄想 まあ180円で暖を取っているようなものでもある(思えば夏は涼みに来ていたのだな)。エアコンの修理代及び稼動に伴う電気代と、コーヒー代とではどちらが高いだろう。ああしみったれている。ちなみに今読んでいるのはトレヴェニアン『夢果つる街』(角川文庫)。図書館でジーン・ウルフケルベロス第五の首』(国書刊行会)を借りたので早く読んでしまおう。