半醒半睡

2日ほど布団を敷かず炬燵の中で起きたり寝たりな生活を送る。どこまでが眠りか判然としないまま朝を迎え、思い切って外気へと身を投じる。行き先はいつもの石神井公園。溶明の空を眺めながら自転車を走らせ、着く頃には快晴の青が覆いつつあった。近頃は人で賑わう昼の公園で一人おでんでも食うのが好きなのだが、やはり朝の姿も悪くない。久しぶりに寄ったパン屋で、焼き立てのクリームパンにあんパン、きのこと豆の豆乳パイと3つも買ったパンを、石神井池対岸の朝日に染まる豪邸を見遣りつつ喰らう。三宝寺池に移り朝靄に煙る水面の水鳥を眺める。ハシビロガモコガモの数が増えている。中ノ島にはコサギの姿も見られた。家に帰り洗濯。風は冷たいが陽射し良く空気も乾いていて好適。で、炬燵の中で窓の外の青空を眺めながら、結局午後には寝たり起きたりしながら夜になるのだった。