GARY BROOKER/LEAD ME TO THE WATER('82)

三鷹パレードにて105円。プロコル・ハルムのヴォーカリストの2ndソロ。ジョージ・ハリスンエリック・クラプトンフィル・コリンズという豪華ゲストの名前がまず目を引くが、アルバムそのものは渋い、というよりも地味。フィルやスティーヴ・ウィンウッドロバート・パーマーは、80年代にR&Bルーツの白人AORシンガーとして成功を収めたが、ブルッカーの場合はアーシーな歌唱やプロコル風の美しい旋律と、80年代的なサウンド(キーボードやドラムの音色)との違和感が大きく、今一つ時流にも乗り切れていない。ロバート・パーマーのようにむしろ歌とサウンドとの違和感を楽しむような大胆さがあれば。レゲエ風の表題曲など佳曲もあるのだが。