GATO BARBIERI/TROPICO('78)

三鷹パレードにて315円。レオン“ンドゥグ”チャンクラー、ホセ“チェピート”アリアス、アーマンド・ぺラーザというサンタナの強力な打楽器群が参加。そこにディスコノリのスラップ・ベースが絡み、さらに流麗なストリングスが被さるというラテン・ディスコ〜サルソウル的なアプローチかと思いきや。主役のガトー・バルビエリのバリバリ吹きまくるサックスが大変に下世話で、多少の洗練では微動だにしない場末感が漂う。しかも"LATIN LADY"ではサンタナ御大の泣きのギターと泣きのサックスが揃い踏みで、もう濡れ濡れの揺れ揺れ。味の濃さについついご飯が進むものの、高血圧を招きそうな危険が。