『仮面ライダー響鬼』第二十五之巻「走る紺碧」

冒頭、テーマ曲の主旋律マリンバヴァージョンに軽く意表を付かれ。次週は世界水泳放送で休みとなるこの回、前後編が基本セットの番組なので2週間も宙吊りにされるのかと気を揉んでいたら、あっさりと1話完結の水着サービス回、しかも世界水泳の前振りにもなっている。ヒビキさんもスタントなしで堂々の泳ぎを見せる。まさにプロの編成。ヒビキさん初の大形バイク搭乗にして初のブレーキ成功(「…できた!」って…)、お笑いのオチまで余裕の主役ぶり。いたいけな河童を虐めているとしか思えない凶悪な赤鬼姿も、慣れると格好良く思えてきた。それに引き換え出たら負けの裁鬼さん哀れだよ裁鬼さん。しかしまあここは欲望に正直に、香須実さんの黒ビキニに包まれたスレンダーボディを堪能するが吉。他の全てを凌駕するあきらたんのダイナマイトボディは御留守番で封印。ぬおお。戸田山の魅惑の突起物にはザンキさんも感電じゃよー(……)。
と、基本的には遊びの一話なのだが、猛士関係者らしい明日夢とほぼ同年代の少年の登場(挫折した元鬼?)、あきらの父親も猛士(鬼?)だったらしいなど重要な伏線も。努くんは明日夢の進路に何らかの示唆を与えるのではないかと期待。