広場の孤独

たまには河岸を替えてみたくなり、朝5時に家を出て光が丘公園を目指す。朝焼けに向かって仙川通りを東進、交わる笹目通りを北上する。地図上はどこまでも真直ぐで、自転車で走るのも快適だろうと思った笹目通りだが、実際には早朝もあって大型トラックの通行が多く、狭い歩道は段差が多く速度を上げられない。45分ほどかけて光が丘公園に到着。小金井公園昭和記念公園を思わせる大きさに怯みつつ、目的であったバードサンクチュアリに行ってみると、開場が朝11時ということで入れず。しかたなく園内の鋪装路上をひたすら自転車で回る。緑は多いが柵で囲まれて入れない場所がほとんどで、広い芝生や林も無目的に歩くには茫漠として広すぎる。結局15分ほどしか滞在せずに離れ、そのままいつもの石神井公園へ。人が直接歩き回り把握できる規模の、起伏に富んだ小自然。改めて得難い環境であることを認識。ゴイサギカイツブリ、家鴨、カルガモなど確認。いつものパン屋でクリームパンとアップルパイを買い、公園で牛乳飲みつつ食らう。
一日分の活動力をここで使い果たし、高田渡さんを送る会に行けず。もういろいろ駄目だ。せめて『タカダワタル的』再上映は観に行こう。