『ふしぎ星の☆ふたご姫』第2話「メラメラの国☆はらぺこでプロミネンス」

う〜む、女児からオタに至るまで全方位に隙がない。ていうか女児とオタがターゲットなのか(笑)。プロミネンス(魔法)が直接的な効果をもたらさず、結果的に人助けに繋がるという作劇はいかにも佐藤順一らしい。異世界を舞台に異世界の住人が変身しても、日常からの飛躍がないだけに『セーラームーン』や『プリキュア』的なカタルシスは乏しい。ふたご姫の性格の区別のつかなさは今のところ『双恋』級。ふたご姫が赴くそれぞれの国ごとに、属性の異なるプリンセスが配備されている模様で、萌え方面にはますます隙がない。その隙のなさが窮屈でもあるけれど、佐藤順一ならではの純マンガの楽しさはここでも健在。毎週は観ないと思うけど。プーモを偽ポルン呼ばわりすると、どれみ中華思想の人は怒るのか。