『芸能界しりとり竜王戦』

初の全国放送、しかも審査員に松本人志を迎え、出場者全員大変な緊張感。松本はジャッジの自己基準に悩んでいたようで、「技あり」や「一本」の数こそ少なかったものの、レベルはなかなかに高かった。「プレイボーイな言葉」「デリカシーの欠片もない言葉」の流れの中で松尾キッチュ人間性、芸人としてのポテンシャルの低さが露呈。もっとも後者は出演者全員素晴らしい鬼畜ぶりで爆笑しました。
【デリカシーの欠片もない言葉】
例題(松本)そこのうんことって
(有野)照れた顔がブスだね
(千原)年収を教えて
ジョン・B・チョッパー)手品やってよ
(松尾)世の中に楽しいことあるの
(有野)野原のここでレイプされたんだ
(千原)ダッフンだと言いながらガン告知
(チョッパー)血みどろやんなあ
(松尾)赤ちゃんなのに口臭いなあ
(有野)汗が臭いお母さんだね
(千原)寝巻き?
で、優勝は板尾だったんだけど、本人も「松本基準」には達していなかったという自覚があったのか少し恥じている様子で。決勝戦で敗れた渡辺鐘は悔しさを隠さず。実際、決勝戦での渡辺は非常に冴えていた。文字に起こすと渡辺のほうが板尾に競り勝っているように見えるのだが、腑に落ちるまで時間がかかるぶん速効性はないのが祟ったのかもしれない。
【決勝戦:しりとり燕返し(○○だが××)〜寂しげな言葉】
例題(松本)生きているのだが 死んでいるのか
(板尾)火星にやっと到着したのだが クラスメートがいる
(渡辺)ルーフデッキを家に作ったのだが メインのスペース
(板尾)スイスイと空を飛べるようになったのだが おしっこが飛ばなくなった
(渡辺)田んぼを8ヘクタール持っているのだが 長細
(板尾)ソースをかけたら美味しいのだが 食べた後だった
(渡辺)体操で銀メダルを取れたのだが 金メダルは母親
(板尾)山に来たはずなのだが ずぶ濡れじゃないか
(渡辺)海外旅行を楽しんでいるつもりだが もう日本へ帰れない
(板尾)イカが大好物なのだが 歯がない
ともあれ松ちゃんの存在感によって番組のレベルが上がったような気はした。M1も松本が審査員席にいたら違う展開があったのだろうか。