だるいので漫然と

THE WHO/WHO'S NEXT('71)
一部がiBookでかからないのでPerformaで聴いている。リマスター再発の際にボーナストラックが加わって全16曲の長尺に。特にファンではないので一枚通して聴くと飽きる、というか疲れる。"BABA O'RILEY""BEHIND BLUE EYES""WON'T GET FOOLED AGAIN"の3曲でいいです。ピート・タウンゼンドの弾くミニマルなアープシンセサイザーの威力は絶大で、キーボード奏者からは出難い発想だろう。キース・ムーンの音撃鼓との対照も鮮やか。
TODD RUNDGREN/HEALING('81)
時代だけあってシンセサイザーが大フィーチャーされており、そのぶんマルチプレイ多重録音の有難みは減った。音そのものはポップなのだけれど、シンセの多用によって平準化されてしまっている。つーか癒しの手の前に頭を垂れるトッドの写真と、ジャケ裏に描かれた「カドケウスの杖」と「生命の樹」の図柄がヤバい。これは怪作の類なのだろうか。
追記。そういえばトッド・ラングレンはピラミッドの人でもあったのだな(笑)。シンセサイザー/ピラミッド(神秘主義)→ディスコ(テクノ)/宇宙という方向性はスティーヴ・ヒレッジにも通じるものが。というのはどこかで聞いたような話だ。
BLACK UHURU/REGGAE GREATS('85)
身も蓋もない題名は、アイランドのレゲエベスト盤のシリーズ名で、本盤はその一つ。シンセドラムやゲートリヴァーブに時代を感じるが、スライ&ロビーの正確無比なリズムセクションが気持ち良いことこの上ない。聴き続けると規則正しい律動にはめられ、メトロノームのように身体が横に揺れ出して止まらない。